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ミズキユウタ30歳による、映画や音楽やお笑い芸人やその他イロイロについて思ったことと&何気ない日常を綴るブログです。


by hotel_rwanda
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『相棒-劇場版-』@新宿アカデミー

例によって新宿で2時間ほど時間を潰さねばならない状況になり、例によってたまたま時間的にちょうど良かった『相棒―劇場版―』を見た。

といっても、TV版を一回も観たことがなかったので、水谷豊や寺脇康文や高樹沙耶の姿を見ているうちに、中学生の頃に毎週欠かさず見てたTVドラマ「刑事貴族」(水谷・寺脇・高樹が出演)を思い出したりして。そういえば、あのドラマって彦麿呂も‘スリムな刑事貴族’の一人として出演してたような気がするのだけど。今の彼の体型・芸風とあまりにも違いすぎるので、あれは幻だったんじゃないかと思って、困ったときのウィキペディアで調べてみた。やっぱり間違いなかった模様。時間って残酷だ。

そんなこんなで、特別な思い入れがあるような無いような、ヘンな気分で見始めたのだけど、いかにも‘テレビの刑事ドラマ’っぽいセリフや演出が多くて、ああ、やっぱこんなもんかあ…と思いながら前半は過ぎていった。

が、後半に入って‘犯人の犯行の動機’が明らかになったあたりから、一気に引き込まれた。誰が見ても数年前に日本中を騒がせた‘ある事件’がモデルになっているとしか思えない、真犯人の‘過去’。トリックとか謎解きはさておき(ホントはサスペンスでそれは‘さておいて’はいけないのだけど)、その犯人役の設定と演技に、最近の邦画メジャー作品やテレビドラマの映画化では珍しい、心意気みたいなもんを感じた。で、そんな映画が200万人以上を動員する大ヒットになってるっつうのは、なかなか痛快な気がする。あと‘モデル’といえば、映画の中で殺される被害者の中に「毒舌が売りで、ワイドショーのコメンテーターとしても活躍する美人女医」が含まれていたのも、お客さんは‘アノ人’をイメージせずにはいられなかったと思う。

ところで、本編が始まる前に『クライマーズ・ハイ』の予告編が流れていた。こちらは、これまた日本人なら知らない人はいない‘アノ事故’を、モデルどころか‘そのまんま’描いた話。クール・爽やか・ほんわか、なイメージの堺雅人が血相を変えて怒鳴りちらしている予告に、俄然期待が高まる。東映はガンバッテるなあ。一応、‘東宝系’の会社に勤めて、東宝の映画にメシを食わせてもらってる身としては、すごくフクザツな気分。
by hotel_rwanda | 2008-05-19 00:43 | MOVIE