『人のセックスを笑うな』@シネセゾン渋谷
2008年 01月 20日
公開初日に一刻も早く見たい映画なんてそうそう無く、逆に、映画を見に行くのは大抵は公開終了間際に慌てて、ということが多い。が、コレは久々に初日に観に行くことにした。なぜなら同じ井口奈己監督の前作『犬猫』が傑作だったから。
で、初日の夕方に映画館行ったのだけど、あまりの混みっぷりでその日の上映分チケットは既に全回完売。松ケン人気?挑戦的なタイトル効果?仕方なく翌日の指定席買って出直すことに。
ということで『人のセックスを笑うな』公開二日目、満席の劇場で鑑賞。チラシの売り文句で言えば「せつなさ100%の恋愛映画」。逆に、意地悪な言い方すれば「タチの悪い人妻に振り回される純朴な学生達のハナシ」。
個人的には、今年のトップ5に入るであろう傑作、だった。
男女計4名、その中で誰かが誰かを好きになる、っつうだけの話。確かに恋愛映画であるのだけど、不治の病にかかったり、突然事故にあったり、誰かが死んだり、その他コレと言ってドラマティックな出来事が起こるわけでもない。でも、ここ最近見たどんな映画よりも「これぞ映画」な空気を感じる1本だった。単に長回しが多いだけと言ってしまえばそれまでだけど、それ以外にもこの映画だけが持ち得ている特別なモノが何かある気がしてならない。
ってなことは『犬猫』を見たときにも考えたことであった。そして近い将来、井口監督の次回作を見たときにはきっとまた同じようなことを考えるのだと思う。日本人の映画監督で自分にとっての東西横綱は長らく北野武&黒沢清だけど、それに続くのは山下敦弘とやっぱり井口奈己であると確信。
それにしても、蒼井優がとんでもなく素晴らしかった。キャラクター的にも本人的にも。
正直、永作のキャラクターは雑誌等々で言われてるほど魅力的ではなかったけど、もうこれは松ケンでもなく、永作でもなく、蒼井優を見るためだけにでもチケット代を払う価値があるのではなかろうか。
それにしても(2度目)、同じ‘蒼井優が出てる片想い映画’である『ハチミツとクローバー』がとんでもなく退屈なクソ映画だったことを思うと、やっぱり「映画」って不思議というか、だから映画を見るのを止められないのかもしれない。
ちなみにこの映画のタイトル、チラシによると英語だと「Don’t laugh at my romance(sexではない)」とのこと。映画を見た後だと何となくそれも納得。
で、初日の夕方に映画館行ったのだけど、あまりの混みっぷりでその日の上映分チケットは既に全回完売。松ケン人気?挑戦的なタイトル効果?仕方なく翌日の指定席買って出直すことに。
ということで『人のセックスを笑うな』公開二日目、満席の劇場で鑑賞。チラシの売り文句で言えば「せつなさ100%の恋愛映画」。逆に、意地悪な言い方すれば「タチの悪い人妻に振り回される純朴な学生達のハナシ」。
個人的には、今年のトップ5に入るであろう傑作、だった。
男女計4名、その中で誰かが誰かを好きになる、っつうだけの話。確かに恋愛映画であるのだけど、不治の病にかかったり、突然事故にあったり、誰かが死んだり、その他コレと言ってドラマティックな出来事が起こるわけでもない。でも、ここ最近見たどんな映画よりも「これぞ映画」な空気を感じる1本だった。単に長回しが多いだけと言ってしまえばそれまでだけど、それ以外にもこの映画だけが持ち得ている特別なモノが何かある気がしてならない。
ってなことは『犬猫』を見たときにも考えたことであった。そして近い将来、井口監督の次回作を見たときにはきっとまた同じようなことを考えるのだと思う。日本人の映画監督で自分にとっての東西横綱は長らく北野武&黒沢清だけど、それに続くのは山下敦弘とやっぱり井口奈己であると確信。
それにしても、蒼井優がとんでもなく素晴らしかった。キャラクター的にも本人的にも。
正直、永作のキャラクターは雑誌等々で言われてるほど魅力的ではなかったけど、もうこれは松ケンでもなく、永作でもなく、蒼井優を見るためだけにでもチケット代を払う価値があるのではなかろうか。
それにしても(2度目)、同じ‘蒼井優が出てる片想い映画’である『ハチミツとクローバー』がとんでもなく退屈なクソ映画だったことを思うと、やっぱり「映画」って不思議というか、だから映画を見るのを止められないのかもしれない。
ちなみにこの映画のタイトル、チラシによると英語だと「Don’t laugh at my romance(sexではない)」とのこと。映画を見た後だと何となくそれも納得。
by hotel_rwanda
| 2008-01-20 22:09