ミズキユウタ30歳による、映画や音楽やお笑い芸人やその他イロイロについて思ったことと&何気ない日常を綴るブログです。


by hotel_rwanda
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<   2008年 09月 ( 9 )   > この月の画像一覧

実際に観るまで『イントゥ・ザ・ワイルド』に対してはあまり良い印象を持っていなかった。監督のショーン・ペンは役者としても映画監督としても好きだったけど、「裕福な家庭に育った優等生の若者が全てを捨ててアラスカを目指し‘自分探し’の旅に出る、その実話の映画化」という題材には全く興味をそそられなかった。

いつからか‘自分探し’っつう言葉に過剰に嫌悪感を抱くようになっていた。ナゼだろう。
学生ならともかく、イイ年こいて堂々とソレを宣言しちゃうのってカッコイイことではなくてむしろカッコ悪いことだと思うのだけど、中田英とか高橋歩(自分探し業界のカリスマ、らしい。読んだことはないが渋谷ツタヤ最上階行くと嫌でも特設コーナーが目に入る)ファンの人はそこんところ、どう思っているのでしょうか。自分探しをしている自分こそが自分であって、別にわざわざ探さなくても見つかってるんじゃなかろうか。(と言いつつ自分で言っていて意味分からなくなってきた。)

そんなわけで『イントゥ~』も、結局カネ持ちの道楽旅行映画だろうなあ、と期待していなかった。が、やっぱりショーン・ペンだし、やたら評判がイイので見に行くことに…。



素晴らしかった。

これが実話かフィクションかは関係ない。ここまで作り手(ショーン・ペン)と、主人公の魂がスクリーンに強烈に焼きついている映画は最近見た記憶が無い。
ロードムービーでもなければ自分探し映画でもなく、青春映画として傑作。
確かにアノ主人公の‘哲学’は捉えようによっては甘い。物質&消費社会の中で会社や家族に属しながら社会の一員として生きていく事は、アラスカの大自然の中でたった一人で生きていくことと同じか、それ以上に過酷なことだ。そして尊いことだ。
でもそのことに気付かない、気付きたくなくて、「そんな腐った現実まっぴらゴメンだぜ!」と背を向けて、‘旅に出てしまう’のが青春っつうもんだと思う。たとえば10年後の自分が振り返ったときに「ああ、あのときはクダらねえことに真剣に命かけて悩んでたなあ」と笑いながら懐かしむことができたなら、それは青春っつうもんだと思う。でも、この映画の主人公は‘10年後に振り返る’ことなどできない。それが切ない。


この映画の主人公と同じ22歳の頃、‘ルワンダの土を踏む’というだけの目的で2週間ほどアフリカを放浪したことがある。更にその3年前、19歳の頃、大学を辞めるつもりで、当時住んでいた京都から目的地も無くママチャリでひたすら西を目指した。結局岡山まで行って、そこから思いつきで四国に渡り、四国をヒッチハイクで1周した。アノ頃の自分に、それが‘自分探し’だったなんて客観的に分析する余裕は無かったけど、いま、29歳のミズキユータを形成しているもんの根っこは間違いなくあの2つの旅にある。そして恐れ多くも思い切って言うならば『イントゥ~』の主人公と‘19歳&22歳のオレ’は同じ穴のムジナだったと思う。

ひょっとしたら‘自分探しの旅’っつう言葉に反応してしまうのは、実は未だにそういう旅への憧れが無意識にあるからかもしれない。とっくに‘自分’なんてもんは見つけていたつもりだけど。

何かまとまりつかないままエラい焦って今回の日記を書いてしまった。その理由はというと、
今夜、夜行バスで大阪に行くので、あと30分程で家を出発しなかればならない。明日の清原和博引退試合を見るために。

今日に至るまで、映画よりもロックよりもタコの刺身よりも、自分の人生において‘好き’な期間が長いのが、清原。

とりあえず落ち着いたら『イントゥ・ザ・ワイルド』はもう一回見たい。
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by hotel_rwanda | 2008-09-30 20:55 | MOVIE
原作を読んだことは無いけれど「日本映画史上空前の制作費&かつてない壮大なスケール」と言われちゃあ、とりあえず見ないわけにはいかない!
ということで『20世紀少年』を見に行った。

イマイチだった。むっちゃくちゃ長い予告編を見ていた感じ。
「もともと3部作のうちの第1部だから」と言われたらそれまでだが、『ロード・オブ・ザ・リング』は一作目でも、きちんと1本の映画として成立していたと思う。アレと比べちゃピーター・ジャクソンに失礼かもしれないけど。

具体的に何がどうイマイチだったかを書くよりは、『イン・トゥ・ザ・ワイルド』と『トウキョウソナタ』がいかに素晴らしかったかを書くことに時間と労力を費やしたい。
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by hotel_rwanda | 2008-09-28 13:44 | MOVIE
映画が公開される1週間程前に『アキレスと亀』の‘完成披露試写会’を見学する機会があった。そこでゲストで登壇した北野武監督は「芸術や才能が評価される・されないよりも、芸術を追い求めることができる状況こそが、大切であり幸福なのではないか(日本という国に生まれたからこそ絵画や映画の道を追求することができるわけであって、これがアフリカの貧しい国だったらそうはいかない)」みたいなことを、武の付き人であるゾマホンのこと(アフリカと日本の経済的・文化的な格差)を引き合いに出しつつ語っていた。
まさか武からそんなストレート過ぎる発言があるとは思っていなかったので驚きつつも感動した。(試写会翌日のスポーツ新聞やワイドショーで紹介されていたのはその部分ではなくて「股の下のポニョ」とか「モナのせいで事務所が倒産寸前」ってとこだったけど。)

「オレたち、もう終わっちゃったのかなあ…」「バカやろう、まだ始まってもいねえよ」
というのは、『キッズ・リターン』のラストを締めくくる名台詞であり、自分にとって長年支えにしていた言葉であった。青春、仕事、友情、恋愛、貯金、etc。どれもこれも中途半端なまんまで自然消滅していくことが多いなかで、常に「まだ始まってもいない」という強がりだけが支えだった20代。そして三十路までいよいよ半年となり、相変わらず悩みは尽きない、というかむしろ増えている今日この頃、『アキレスと亀』に新しいヒントやエネルギーが隠されているのではないか、と勝手に思っていた。

そんなわけで公開初日に映画館へ。

ハッキリ言って、自分のあまりにも膨らみ過ぎた期待に応えてくれるような作品ではなかった。全北野武作品のなかでも6,7番目位の出来だと思う。正直ガッカリ感が無かったわけでもない。え!?これが北野作品?というような感覚に陥る場面もあった。『TAKESHIS』(これは凄く好きだけど)や『監督・ばんざい!』と地続きのようなスラップスティックぶりも、非常に微妙だった。最初のアニメーションと途中に挟み込まれるテロップは必要なかったと思う。
が、それでもあのラストシーン。ひねりも、衝撃も無い、むしろ予想通りのベタな展開のあのラストに思いのほか感動してしまったのは、それが「北野武」の映画だったからだと思う。

マック行って、新宿(or渋谷)行って、映画見て、タワレコ行って、吉野家行って、本屋行って、友達と飲みに行って…。
大学を卒業して以来、そんな同じような休日を繰り返し過ごし続けて、もう8年くらいになる。いったいいつまでこんなこと続けていくんだろう。更に8年後、40歳目前になっても、似たような休日を過ごしているのだろうか、だったらヤバイなあ、と最近つくづく思う。
でもその「ヤバイなあ」と思いながらも、そういう生活を「することができる」こと自体が、おんなじことを延々とやり続けることができる平凡な現実こそが、実は凄くシアワセなことなのだよなあ、と今こうしてブログを書きながら、『アキレスと亀』のことを考えていたら実感した。
なんだかんだいっても数年後には『アキレスと亀』が自分の中でとても大切な映画になっているのかもしれない。

そんなわけできっと来週も似たような休日を過ごすのだろう。
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by hotel_rwanda | 2008-09-21 23:03 | MOVIE

期待度NO1

まず間違いなく、今年公開される映画で期待度NO1。
いよいよ明後日『アキレスと亀』が公開される。
ここんところどうにもユーウツな気分が続いているのは、この映画を見て思いっきり感動するための自己演出なのかもしれない。

映画を見ていなくてもこれだけドキドキさせてくれたのだから、それだけで今年のマイトップ10のランクインは決定。
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by hotel_rwanda | 2008-09-18 23:58 | MOVIE

違うか!

ユーウツだ。多分2年ぶりくらいに凄いユーウツだ。
ユーウツなときこそ笑いたい。笑うべき。ということで。

久々に早く帰ってきたので、久々に「爆笑レッドカーペット」を‘真剣に’見た。

この番組の特徴の一つが安易にポンポン与えられる‘満点大笑い’だったと思うのだけど、本日の審査員のひとり、本庄まなみがやけに辛口で、なかなか「満点」を出さなかったために(というか他の審査員が甘すぎで満点を連発し過ぎ)、全員満点の‘満点大笑い’になるケースが少なかった。本庄まなみ、個人的に好感度アップ。

同じく本日の審査員のひとり、西川史子。‘西川史子’としてのキャラを完全に封印し、あくまでファン目線でお気に入りの芸人の素晴らしさを熱く語るセンセイ。これまた好感大だった。これでジョイマンとかハイキングウォーキング(これら2組に対してはオレは一生クスリともしないと思う)を絶賛していたら話は別だけど、「磁石」と「ものいい」というチョイスがまた最高だった。

あと改めて書くのも非常に恥ずかしいものがあるけれどやっぱりオードリーは面白い。

ジョイマンのボケと小島よしおの芸風・キャラが若干似ているような印象があるが、やっていることの次元は全く違う。小島よしおはこの先も断固支持し続けたい。彼はホンモノだと思う。

ああ、もうすぐ「あらびき団」が始まる。
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by hotel_rwanda | 2008-09-17 23:49 | DAYS
まさかウチの親父はこのブログを読んでいるのでしょうか。

前回の日記に「オヤジと二人でゆっくり喋ったのっていつが最後だったっけなあ、二人っきりでメシ食うことってこの先あるのかなあ、あったらいいなあ、と思った。」と書いて数日後、突然父親から「今度の週末久々にメシでもどうだ?」と連絡があった。いろいろ予定あったので低調に、もとい、丁重にお断りしたけれど。

お父さん(ついでにお母さんも)、万が一このブログで息子の動向をチェック、なんて愚かな事を企てているのだとしたら即刻止めたほうがいいっすよ。たとえばオレは今日、知人にもらったエロビデオ4本を未開封のまま「DRAMA高円寺北口店」に売りにいって、4本でわずか300円でがっくりしたのだけど、息子の‘そんな日常’知りたくないでしょ。

それはさておき。

たいして期待していなかった『デトロイト・メタル・シティ』を見に行った。

この映画、ヒット作連発の‘東宝系作品’としては今年(一部のアニメを除いて)唯一の「テレビ局が出資していない映画」であった。つまりは「花男」とか「20世紀少年」に比べると断然後ろ盾が少なく、その一方で、ミニシアター映画ではなく全国チェーンの映画で「ファック!」「レイプ!」「殺す!」といった台詞が連発されるのも稀なことで云々…というような分析はマスコミに任せりゃいいわけで、普通のお客さんにとっては全く関係のないことである。

で、‘普通のお客さん’目線で見たのだけど、イマイチだった。

なんか映画を見ているというよりはテレビのバラエティ番組の中のドラマコーナーを見ているような、そんな感覚。原作漫画を読んだ事がないからかもしれないけど、「根岸君がクラウザーさんになったきっかけ(何故あんなに嫌がっているデスメタルバンドのフロントマンになることを引き受けたのか、引き受けざるを得なかったのか)」が全く描かれてなくて、それってあまりにもあんまりなのではないか。などなど言いたいことは多々あるのだけど、きっとそのうち映画秘宝の‘日本映画縛り首’のコーナーでメッタ切りされるだろうから文句は割愛。

お口直しに「イントゥ・ザ・ワイルド」か「闇の子供たち」か「百万円と苦虫女」を見に行こうかと思ったのだが、どれも時間があわず断念。残念。
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by hotel_rwanda | 2008-09-13 23:57 | MOVIE
オダギリジョー&原田芳雄演ずる父子が、息子のお見合い話(相手は麻生久美子!)を発端に、ホントの幸せとは何かを悩みながら右往左往する映画「たみおのしあわせ」。だいぶ前から凄く見たかったのだけど、なんやかんやで‘温存’しているうちに、ふと「ぴあ」を見たら今週で上映終了。今日を逃すと最後。っつうことで、ほぼ徹夜明けで途中で眠ってしまうのを覚悟しつつシネマート新宿へ。

シネマート新宿、初めて見に行ったがむちゃくちゃ醜い、もとい、見にくい。狭いなら狭いなりの工夫ってもんがあると思うのだけどなあ。で、案の定、中盤少しウトウトしてしまった。が、少なくとも起きていた(見ていた)部分はおもしろかった。

父親と30歳過ぎの息子が、サシで飯を食いながら取り留めのない会話をする。

その、‘父とイイ歳した息子が二人で地味に朝メシ’というシチュエーション自体が、スクリーンに映ると新鮮で、最近観た映画では味わったことのない気分になった。映画を見ながら、ああ、オヤジと二人でゆっくり喋ったのっていつが最後だったっけなあ、二人っきりでメシ食うことってこの先あるのかなあ、あったらいいなあ、と思った。

とことで、ある時期オレは、飲み会で酔っ払う度に「バンドするよりも小説書くよりも映画撮るよりも何よりも、結婚したり子供育てたりすることのほうがクリエイティブなことで、究極の芸術なのではないか!?」とか言って周りの人を困惑させていた。

「たみおのしあわせ」を見て、久々にそんな自分の暴論を思い出した。
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by hotel_rwanda | 2008-09-07 21:32 | MOVIE

復活

→のブログ紹介に「映画や音楽やお笑い芸人や・・・」と書いている割に、‘お笑い’系のネタをほとんど書いていないこの日記ですが、昨晩のTBS「あらびき団」について。

「巨乳まんだら王国」が出ていてビックリした。

彼等は‘お笑い芸人’というよりは‘ミュージシャン’だと思うのだけど、3年ぶりくらいにテレビで目撃した。ちなみに3年前に観たのは、フジテレビ中野美奈子アナの伝説のチャイナ服とエロトークがお馴染みだった某番組で、初めて彼らを観たときの衝撃は未だに覚えている。

そしてその放送の数ヶ月後に、当時バンド活動をしていた自分がよく通っていた新宿の楽器屋に、あまたのアマチュアバンドに混じって「ドラム脱退につきメンバー急募」という張り紙を「巨まん(この略称が正しいのかどうかは不明)」が出していたことにも驚いた。思わず応募しそうになった。その日のことも何故かよく覚えている。

あれから約3年。

再び深夜番組で彼等の姿を見たときの感動、というか驚き。

それを何となく、さかのぼれば約3年くらい前に始まったこのブログに記しておこうと思ったのでした。
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by hotel_rwanda | 2008-09-05 00:29 | DAYS
見に行ったのは1週間以上前なのだけど、とりあえず『ダークナイト』のことを。

‘バットマンシリーズ’は今まで1本も観たこと無かったし、ヒース・レジャー死去の報にも特に思うことは何も無いのだけれど、あの『タイタニック』に次いでアメリカ史上歴代2位の興行収入、しかも中身も評価が高くてオスカーにノミネートされるかも、なんて聞くと、そりゃあ見ないわけにもいかず。

で、ものすごく面白かった。「インディ・ジョーンズ4」の3倍は面白い。あのまんまあと1時間続いても良かったと思う(物足りないという意味ではなくて)。ちなみに何故ここで「インディ」を引き合いに出すかというと、同じ‘ハリウッド超大作’ということで。

それにしても日本ではこの傑作の観客動員数が「花より男子ファイナル」の3分の1にも満たないらしく、そんな国で‘映画ファン’を自称したり、‘映画のシゴトをしている’なんてことは、非常に恥ずかしい思いがする。と書いたけど、いま自分の文章読み返したら、そんな考え方自体こそが恥ずかしいのかもな、と思った。

んなことより燃え尽き症候群から未だ脱けられず。九月なのに。

メールの返事を返せていない皆さんスンマセン。気持ちと脳みそと携帯電話が噛み合わないのですわ。とりあえず元気ですので。
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by hotel_rwanda | 2008-09-01 23:14 | MOVIE