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ミズキユウタ30歳による、映画や音楽やお笑い芸人やその他イロイロについて思ったことと&何気ない日常を綴るブログです。


by hotel_rwanda
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『デトロイト・メタル・シティ』@新宿ジョイシネマ

まさかウチの親父はこのブログを読んでいるのでしょうか。

前回の日記に「オヤジと二人でゆっくり喋ったのっていつが最後だったっけなあ、二人っきりでメシ食うことってこの先あるのかなあ、あったらいいなあ、と思った。」と書いて数日後、突然父親から「今度の週末久々にメシでもどうだ?」と連絡があった。いろいろ予定あったので低調に、もとい、丁重にお断りしたけれど。

お父さん(ついでにお母さんも)、万が一このブログで息子の動向をチェック、なんて愚かな事を企てているのだとしたら即刻止めたほうがいいっすよ。たとえばオレは今日、知人にもらったエロビデオ4本を未開封のまま「DRAMA高円寺北口店」に売りにいって、4本でわずか300円でがっくりしたのだけど、息子の‘そんな日常’知りたくないでしょ。

それはさておき。

たいして期待していなかった『デトロイト・メタル・シティ』を見に行った。

この映画、ヒット作連発の‘東宝系作品’としては今年(一部のアニメを除いて)唯一の「テレビ局が出資していない映画」であった。つまりは「花男」とか「20世紀少年」に比べると断然後ろ盾が少なく、その一方で、ミニシアター映画ではなく全国チェーンの映画で「ファック!」「レイプ!」「殺す!」といった台詞が連発されるのも稀なことで云々…というような分析はマスコミに任せりゃいいわけで、普通のお客さんにとっては全く関係のないことである。

で、‘普通のお客さん’目線で見たのだけど、イマイチだった。

なんか映画を見ているというよりはテレビのバラエティ番組の中のドラマコーナーを見ているような、そんな感覚。原作漫画を読んだ事がないからかもしれないけど、「根岸君がクラウザーさんになったきっかけ(何故あんなに嫌がっているデスメタルバンドのフロントマンになることを引き受けたのか、引き受けざるを得なかったのか)」が全く描かれてなくて、それってあまりにもあんまりなのではないか。などなど言いたいことは多々あるのだけど、きっとそのうち映画秘宝の‘日本映画縛り首’のコーナーでメッタ切りされるだろうから文句は割愛。

お口直しに「イントゥ・ザ・ワイルド」か「闇の子供たち」か「百万円と苦虫女」を見に行こうかと思ったのだが、どれも時間があわず断念。残念。
by hotel_rwanda | 2008-09-13 23:57 | MOVIE