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ミズキユウタ30歳による、映画や音楽やお笑い芸人やその他イロイロについて思ったことと&何気ない日常を綴るブログです。


by hotel_rwanda
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『潜水服は蝶の夢を見る』@渋谷シネアミューズ

別にムチャクチャ観たかったわけでもないのだが、CQN会員カードの更新で映画館に行ったついでに何となく『潜水服は蝶の夢を見る』を見る。

脳梗塞で倒れて左目以外に全くカラダの自由の効かなくなった男が、唯一自由になる左目の20万回以上の瞬きで自伝を書き上げるまでの物語。

はっきり言ってスクリーンに映し出された時点で、それは‘映画’なのであって、実話だろうがフィクションだろうがどうでもよい。『レイジング・ブル』は、あのボクサーが実在の人物じゃなくてフィクションだったとしても名作だろうし、フォレスト・ガンプは架空のキャラだからこそオモロかったと思うけど、実話ならそれはそれでまたオモロいのかも、と思う。

確かにモデルとなった人は凄いと思う。‘実在の人物ネタ’のブッ飛び具合としてはズバ抜けてると思う。けど、演技でも演出でもカメラワークでも編集でも、何でもいいから‘映画的な何か’が同じくらいブッ飛んでいないと、やっぱ映画としては面白くない。というか、驚きを感じない。その意味では物足りなかった。少なくとも一番‘(驚いたという意味で)感動した’のは、映画を見たときではなくて、「そんな人(身体の自由を奪われた状態で瞬きだけで自伝を書いた人)が、いた。」という事実を雑誌か何かで知ったときだった。

家に帰ってチラシを観たら、この映画を推薦してたのが、おすぎとかピーコとか佐藤可士和とか行定勲とか、自分にとってイマイチ趣味の合わない人達だったのが、妙に納得。

とりあえず「ドン・キス・ミー~」とかいう歌詞の劇中歌(映画のCMで流れてた曲)は良かった。でも誰が歌ってる何という曲なのか調べるほどでもない程度の「良かった」だけど。
by hotel_rwanda | 2008-04-15 01:16 | MOVIE