ミズキユウタ30歳による、映画や音楽やお笑い芸人やその他イロイロについて思ったことと&何気ない日常を綴るブログです。


by hotel_rwanda
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不定期連載 日本海からルワンダへ 最終回~ルワンダにて~(1月12日)

もともとは公開の見通しが立っていなかった『ホテル・ルワンダ』をみんなにすすめるために‘少しでも親近感持ってもらえるように’と書きはじめた不定期連載・アフリカ旅行記『日本海からルワンダへ』だったのですが、前置きに時間がかかっているうちに公開が決定し、そして気がつけば公開2日前になってしまいました。‘公開日までには完結させる’と宣言した手前、なんとか終わらせにゃいかん、ということで、本日遂に?やっと?最終回です。(前回分の京都~オランダ~アフリカ上陸編の前回はコチラ)面倒くさくなったので、もとい、臨場感を重視しよう、ということで、旅行にいっていたときに実際に書いていた当時の‘日記’を原文そのまま転載してみようと思います。誤字・脱字・そりゃあないだろ、な表現その他あるかもですが、‘若かったし’ということで大目に見て頂けると幸いです。それでは、2000年9月27日の日記より・・・


 満足感と虚無感と疲れと眠いので、なんだかなんもやる気がせず、ベッドの上で1時間以上ボケっとしてしまった。というわけで、ついにルワンダに来ちまった。朝の6時、宿の兄ちゃんを起こしてカンパラの宿を出てバスステーションへ。予約もせずに乗れるか不安だったがいろんな客引きの兄ちゃんに引っ張りだこにされて不安は増したが、何とか無事にバスに乗り込むことができた。結論、ウガンダ人に悪い奴はいない。
 
 で、バスの長旅パート2。ケニア~ウガンダに比べて、道は悪いし、車内は身動き取れないし、暑いしで、考えようによっちゃあサイアクだったが、そのサイアクさこそがルワンダまでの道のりの険しさなわけで。
 
 国境であんなに時間を食うとは思わなかった。「ついにここまで来た」っていう感動ももちろんあったけど、そこらじゅうに機関銃持った軍人がいて、バスの隅々までチェックされ、ビザ代支払うのも、ニセ札かどうかチェックされ、本当におっかなかったし、疲れた。が、どこにでも‘いい人’はいるもんで。その国境越えの間の不安と恐怖の時間、コンゴ人とおしゃべりをした。コンゴといえば内戦。でも彼いわく‘いい方向’に向かってるらしい。明日コンゴに戻るらしいが気をつけてください。
 
 で、ついにルワンダ上陸。そりゃあ言葉にできん。ほんの数年前にこの国で50万人が殺しあったとは信じられん。バスの中から見える景色は、こうやって紙に記すのがアホらしいほどだし、手を振ったら振り返してくれた子供の笑顔なんかは、それだけでこの旅行のモトをとったと思う。本当に信じられんが、ルワンダに来た。そりゃ涙も出るよ。まだまだ書きたいことはあるんだけど、どうしようもなく疲れたんであとでまた書く。



 ちなみにカンパラというのはウガンダの首都です。‘あとでまた書く’と宣言して書かれた‘日記’はまた後日改めて、といきたいとこですが、何せ映画公開が迫り日にちが無いのでこのまま続きを・・・富山弁がところどころにあって読みにくいかもしれませんがアシカラズ。


 現在時刻午前3時15分。↑これ書いたあと何とかフロは入って、ブレーカーが落ちたりして大変だったが、久々にゆっくりと自分の体を洗って、そのあとすぐ眠ってしまってさっき目が覚めた。ホテルの隣のバーに行ったが何も飲めず。めちゃくちゃノドが渇いた。ハラも減った。これが京都なら家の目の前に自販機もあるし、ちょっと歩きゃコンビニもあって何でも手に入る。が、ここはルワンダ。この36時間でミネラルウォーター500mlとカロリーメイト1箱とバス停で買った10円のスナックしか腹に入れとらん。こんなん書いたらまたノドが渇いてきた。まあときには我慢しよう。
 
 今は真夜中だけあって物音一つしない。ここがどこの国かさえ忘れそうになる。それにしてもルワンダで、こんなにも高級なホテルに泊まるとは夢にも思わなかったし、こんなホテルがこの国に存在することさえ想像がつかなかった。カンパラからのバスが予想外のところに止まって、ついその目の前にあったこのホテルに来た。日本人のオレですら高級と感じるくらいなんだから、ルワンダ人にとっちゃあ超高級だろう。値段もカンパラの約10倍。まあメリハリがあっていいか。
 
 なんだかこの旅の目的みたいなもんは十分果たしたような気がしてきた。本当なら虐殺記念館に行く予定だったわけで、それはもうすぐそこまで来てて、行けるもんならやっぱり行きたいけど、もう十分のような気がする。
 
 やっぱ一日一人は物乞いも見るわけで。子供の曲がっちゃあマズイ方向に曲がった手首とか、その手首を差し出して「ギブミー1シリング」とか言ってる光景は忘れたくても忘れられんし、考えようによっちゃあ平和ボケした日本人のオレが、こういう国を放浪して、別に何か人助けするわけでもなく、しまいにゃあこんなホテルにまで泊まっちまって、なんだかただの‘冷やかし’に来たみたいだ。もう十分でしょう。昨日のあの子供が笑顔で手を振ってくれただけでもう目的みたいなもんは達成されたことにしてしまおう。ちょうど旅も半分だし。おしまい。あとは少しづつ来た道を戻るだけ。あ~でもここまで来たからにはソコへ行ってみたいなあ。まあいいや。根性なしでもヘタレでもリタイアでも何でもいいや。ぶっちゃけた話、クタクタだ。寿司食いてえ、みそ汁飲みてえ、ぜいたく言うな。なんだかもうどうでもよくなってきた、体さえ無事なら。我ながらようやってるよ。歯磨いて、コンタクト入れて、後半戦の予定を立てましょう。アフリカ万歳。ありがとう。そしてよろしく。 2000年9月27日AM3:50 ルワンダ・キガリ ALPHA HOTELにて。



 ハイ、終わりです。長々とお付きあい頂いてありがとうございました。というわけで、連載開始から5ヶ月近くかかっちゃいましたが、これにて‘日本海からルワンダへ’一応、完結です。そして、‘『ホテル・ルワンダ』公開まで続ける’このブログも残すところ、あと2日分となりました。
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by hotel_rwanda | 2006-01-12 23:33 | 『ホテル・ルワンダ』活動日誌