「勝手に生きろ!」byチャールズ・ブコウスキー
2009年 04月 29日
こんなに仕事の空きがあるってのはいいもんだな、とおれは思った。でも同時に心配もした―――きっとおれたち、なんか競争をさせられるんだ。適者生存だ。アメリカにはいつも、職探しをする人々がいる。使える体は、いつでも、いくらでもいる。そしておれは作家になりたいんだ。ほとんどすべての人間は作家だ。歯医者や自動車の修理工になれるだろうなんて、全員が思いやしない。でも、自分は作家になれるとはみんな知っている。この部屋の五十人の男のなかでたぶん十五人が、おれは作家だと思ってることだろう。ほとんどすべての人間が言葉を使い、それを紙に書くことができる。つまり、ほぼ全員が作家になれるってわけだ。しかし幸運なことに、ほとんどの人間は、不幸なことに何者でもない。
(以上、チャールズ・ブコウスキー「勝手に生きろ!」より抜粋)
っつうことで、2年前の夏に『酔いどれ詩人になるまえに』という映画が公開されたときに買った、その映画の原作「勝手に生きろ!」を、いまさら読みました。
買ったはいいものの、読まずにホッタラカシで行方不明になってたその文庫本が、たまたま去年の秋の引っ越しの拍子に出てきて、「これは読まねば」と思って通勤用のカバンに入れながら、その間「ゴールデンスランバー」読んだり「漫画ブーム」が訪れたりして、またしてもホッタラカシになっていたのだけど、一ヶ月くらい前からチョビチョビ読み始めて、ようやく読了。
物語全体が全部で90個ぐらいの短いパートに分かれているので、通勤中のちょっとした時間に読むのに凄く合っていた。そして何よりも、「社会」「労働」に対して馴染むことができずに職を転々とする20才の作家志望の酒呑みが主人公、っつうのが満員電車に揺られて会社を行き来するシチュエーションで読むのに何よりもハマる。
それにしてもミクシィと違ってブログだと青臭いことをダラダラと垂れ流して書いてしまうのはナゼでしょうね。
(以上、チャールズ・ブコウスキー「勝手に生きろ!」より抜粋)
っつうことで、2年前の夏に『酔いどれ詩人になるまえに』という映画が公開されたときに買った、その映画の原作「勝手に生きろ!」を、いまさら読みました。
買ったはいいものの、読まずにホッタラカシで行方不明になってたその文庫本が、たまたま去年の秋の引っ越しの拍子に出てきて、「これは読まねば」と思って通勤用のカバンに入れながら、その間「ゴールデンスランバー」読んだり「漫画ブーム」が訪れたりして、またしてもホッタラカシになっていたのだけど、一ヶ月くらい前からチョビチョビ読み始めて、ようやく読了。
物語全体が全部で90個ぐらいの短いパートに分かれているので、通勤中のちょっとした時間に読むのに凄く合っていた。そして何よりも、「社会」「労働」に対して馴染むことができずに職を転々とする20才の作家志望の酒呑みが主人公、っつうのが満員電車に揺られて会社を行き来するシチュエーションで読むのに何よりもハマる。
それにしてもミクシィと違ってブログだと青臭いことをダラダラと垂れ流して書いてしまうのはナゼでしょうね。
by hotel_rwanda
| 2009-04-29 22:37
| BOOKS