漫画「モテキ」について
2009年 04月 28日
このあいだアッキー(友人。吉沢明歩では無い)がオススメしていた漫画「モテキ」。
その直球ど真ん中なタイトルがアタマの片隅に残って気になっていた矢先、愛読しているモバイルブロスの「真実一郎コラム」で、真実さんが「モテキ」を絶賛していたので、慌てて購入。
漫画「モテキ」とは…
「『モテキ』の主人公である藤本は、恋愛経験ゼロで派遣社員で眼鏡でブロガーの29歳。貯金も夢もなければ彼女もいない、そんな漆黒の20代を終えようとしていたある日、知り合いの女性たちから次々に連絡がくる。モテ期の到来だ。」(以上、真実さんのコラムより勝手に抜粋)。
と言っても、モテてモテてヤリまくるイケイケ漫画ではなく、むしろその逆。
色んな女の子から連絡が来て‘デート’をしているにもかかわらず、三十路目前ゆえ、もはや恋愛への(つーか‘彼女’という存在への)諦念と憧れがゴチャ混ぜになって発酵して収拾つかなくなっている29歳が、‘男子’から‘男性’へと成長(堕落)していくサマを、情けなく、醜く、そして美しく描いた漫画(たぶん)。
この主人公のモデルはまるでオレだ!
と思ってしまう30歳前後の「男子」はきっと自分だけではなく大勢いることでしょう。
こうして熱く語っている俺自身、別に‘恋愛経験ゼロ’ではないし、‘突然知り合いの女性たちから次々に連絡がくる’ような状況に陥ったことはいまだかつて無いけれども、漫画の中で描かれるエピソードの一つ一つが、ことごとくストライク。
更に、単なる男目線の「誰もが経験してきた苦い思い出(あるあるネタ)」に留まらず、登場する女の子によるダメ男の分析、女の子側の心理描写が秀逸。(なぜなら原作者が女性だから!単行本の「あとがき」で初めてそれを知って衝撃。)そんな点もこの漫画が凡百の‘草食系男子漫画’(そんなものは一冊も読んだことはありませんが)と一線を画する理由かもしれません。
もし今、ハタチの悶々としている自分に何かしら漫画と映画を勧めるならば、この「モテキ」と映画『童貞をプロデュース』を、「必ず読め、見ろ!」と力説したい。それによって20代後半の「恋愛経験」はだいぶ違ったもんになっている気がする。
その直球ど真ん中なタイトルがアタマの片隅に残って気になっていた矢先、愛読しているモバイルブロスの「真実一郎コラム」で、真実さんが「モテキ」を絶賛していたので、慌てて購入。
漫画「モテキ」とは…
「『モテキ』の主人公である藤本は、恋愛経験ゼロで派遣社員で眼鏡でブロガーの29歳。貯金も夢もなければ彼女もいない、そんな漆黒の20代を終えようとしていたある日、知り合いの女性たちから次々に連絡がくる。モテ期の到来だ。」(以上、真実さんのコラムより勝手に抜粋)。
と言っても、モテてモテてヤリまくるイケイケ漫画ではなく、むしろその逆。
色んな女の子から連絡が来て‘デート’をしているにもかかわらず、三十路目前ゆえ、もはや恋愛への(つーか‘彼女’という存在への)諦念と憧れがゴチャ混ぜになって発酵して収拾つかなくなっている29歳が、‘男子’から‘男性’へと成長(堕落)していくサマを、情けなく、醜く、そして美しく描いた漫画(たぶん)。
この主人公のモデルはまるでオレだ!
と思ってしまう30歳前後の「男子」はきっと自分だけではなく大勢いることでしょう。
こうして熱く語っている俺自身、別に‘恋愛経験ゼロ’ではないし、‘突然知り合いの女性たちから次々に連絡がくる’ような状況に陥ったことはいまだかつて無いけれども、漫画の中で描かれるエピソードの一つ一つが、ことごとくストライク。
更に、単なる男目線の「誰もが経験してきた苦い思い出(あるあるネタ)」に留まらず、登場する女の子によるダメ男の分析、女の子側の心理描写が秀逸。(なぜなら原作者が女性だから!単行本の「あとがき」で初めてそれを知って衝撃。)そんな点もこの漫画が凡百の‘草食系男子漫画’(そんなものは一冊も読んだことはありませんが)と一線を画する理由かもしれません。
もし今、ハタチの悶々としている自分に何かしら漫画と映画を勧めるならば、この「モテキ」と映画『童貞をプロデュース』を、「必ず読め、見ろ!」と力説したい。それによって20代後半の「恋愛経験」はだいぶ違ったもんになっている気がする。
by hotel_rwanda
| 2009-04-28 01:11
| BOOKS